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オウム真理教の「熱狂を生み出す」洗脳技術【好奇心と質問】

【カルト教団】に優秀な人が惹かれていく理由

日本で初めて化学兵器を使ったテロ行為を行ったカルト教団「オウム真理教」の熱狂的な信者の中には、優秀で高学歴の人が多かったことでも有名でした。

他のカルト教団や宗教団体にも驚くほど優秀な人やとても善良な「いい人」もたくさんいると言われています。

なぜ「優秀な人」ほど「カルト教団」にのめり込みやすいのか?

それは脳の仕組みや心理学から説明ができます。

「好奇心」を満たしたい欲を利用した「洗脳」

カルト教団は「質問と情報操作で相手に信じ込ませる洗脳技術」を使って、熱狂的な信者を生み出していると言われています。

具体的には以下のステップを繰り返します。

  • 部分的に情報を与えて思考に空白のある状態を作る
  • 情報を制限されると相手は空白を埋めるために考えて疑問を抱く
  • 宗教団体にとって都合のよい質問を引き出して都合のよい回答を与える
  • 空白が埋められて安心する
  • 与えられた答えと自分が知っている情報を結びつけて思考をやめてしまう
  • 宗教団体に誘導された答えを自分が出した答えだと信じ込んでしまい、宗教団体を疑うことをしなくなる

ヒトは他人に誘導されて出した答えでも、自分が発見した答えだと信じこんでいる場合は、それを疑うことをしなくなります。

頭が良い人ほど「好奇心」が旺盛で、新しいことにも興味を示すため、最初のステップが有効に作用しやすいことから、優秀な人ほど「ハマった」時に熱狂しやすいことが考えられます。

「ファンになる」「熱中する」も同じ心理行動

この人間心理は「マーケティング」にも使われていて、私たちも、知らずに商品やサービスのファンになるように心理操作されています。

少しずつ情報が公開されていくキャンペーンやプロモーションなどはわかりやすい例だと思います。

例えば、小出しに情報提供されるオーディション番組とか、最初はそうでもなかったのにいつの間にか足りない情報を埋めようとどんどんのめり込んでいき、気がついたらファン(推し)ができていた、というのもよくあることだと思います。

「もっと知りたい」という好奇心が刺激されているのです。

「ファンになる理由」はしっかり情報操作されているのに、自分が判断して「ファンになった」と信じていて、「説得」されたとは夢にも思っていませんよね。

行動パターンを変えたい時にも活用できる

宗教団体のように「悪用」することもできるこの心理テクニックは、当然良い方向に活用することもできます。

なかなかやめられない悪い習慣や本当はやった方がいいとわかっているけれどできないことがある時、相手が「やらされている」と思わないように、自分からやりたいと思って熱中できるように誘導してあげればいいのです。

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