達成できる目標の作り方とは?
何があっても達成したい(子供にしてほしい)目標があるとします。
でも.....
目標を立てた時に
どんなに強い想いがあっても、
どんなに真剣に取り組んでいても、
「もういいかな......」
と思ってしまうことがあります。
特に、解決が困難な問題や
予想しなかった壁にぶつかった時、
「そこまで無理しなくても.....」
「もうここまでやったら十分だよね.....」
そんな「あきらめ」の気持ちと共に
今まで頑張ったこと対する満足に浸りたくなることがあります。
満足に浸るのは気持ち良いですし、
達成できない事実を正当化する手段になるからです。
このこと自体は、人間の不変的な心理によるもので、
抗いがたいものではあるのですが、
挫折しないように目標設定するにはコツがあります。
これも不変の人間心理を応用したもので、
達成しやすい目標
と
挫折しやすい目標
には明確な違いがありますので、
この違いを知っているだけで
目標設定の仕方、
目標を達成するまでの環境作りに多いに役立てることができます。
挫折しやすい目標設定
目標に対して、いわゆる
「モチベーションが続かない」状態は簡単に起こり得ます。
それはなぜかというと、
モチベーションが外部的な要因から
生まれているからです。
例えば、
「お手伝いをしたらお小遣いがもらえる」
「テストで100点だったら欲しいゲームを買ってもらえる」
または
「宿題をしないと怒られる」
など、
相手が一方的に決めたルールで
自分ややったことに対しての賞罰を
モチベーションとしている場合です。
もちろん、賞罰には、
その時の一時的な結果に対して
絶大な効果を発揮して
モチベーションをあげる効果はありますが、
あなたも経験上よくご存知だと思いますが、
長期的に見ると限界があるだけでなく、
逆効果になる場合があります。
ご褒美なないと、
やる気が出ないし、やらない。
ご褒美や罰(ペナルティ)は、
人からもらうか、自分で作るしかないので、
ご褒美や罰の内容を
どんどんエスカレートせざるを得なくなり、
賞罰を持続させることも困難になってしまいます。
モチベーションが続く目標設定
一方、賞罰なんてなくても
モチベーションが持続する目標もあります。
投げ出したくない、
いえ、簡単に投げ出せない目標です。
それは、
自分のためだけでなく、
「誰かのため」という強い思いや
責任感、使命感を含んだ目標です。
「目の前の、数字や記録だけでなく
その背景ある誰かに対する想い」
例えば、
「お母さんに喜んで欲しい。」
とか。
その想いは、目標をあきらめたくなったときの、
ブレーキになってくれます。
まとめ
ご褒美がもらえるからやるお手伝いと
お母さんや家族、地域の人が喜ぶ顔が見たいからやるお手伝い
どちらが長続きするでしょうか?
どちらが良い結果を産むでしょうか?
そして、
どちらがこの子の将来に良い影響を与えるでしょうか?
自分の中から生まれるモチベーションには
周りの人への感謝や気遣いがあります。
社会性を育むために欠かせない要素です。
同時に、内側から生まれるモチベーションには
目標達成までの困難な道のりで感じる孤独感にも
耐えられる自立した人間性を育むことに繋がります。
自立した個は
内側から湧き出る、
相手を想う気持ちに支えられます。
会社や社会を見ても
内側から溢れる他者への想いは、
魅力的な外的条件を超える場合があります。
例えば、
給料が良いけれど、仕事がつまらない会社に
人は定着しませんが、
ミッションが明確で、
人の役に立っていると実感できる会社には
給料が安くても優秀な人が定着します。
(NPOなど)
自分で選んで自分で続けたい。
そして、
自分が楽しいだけでなく、
誰かの役に立てて嬉しい、
誰かが幸せになってくれて嬉しい。
と思うような
目標を作れるかどうか、が
モチベーションを維持し、
その目標が達成できるかどうかの決め手になります。
愛& 感謝!
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